Marshall JTM45のクローンを自作した時の話【アンプの自作】

D.N.Effects Work

こんにちは!

D.N.Effectsの長山です。

 

今から3年程前、まだ自作エフェクターを作り始めて半年程しか経っていない時に

「Marshall JTM45が欲しいかも」

となり買おうと思ってた所、JTM45のクローンモデルの自作キットを販売しているサイトを見つけそこで自作できることを始めて知りました。

興味本位で早速JTM45の自作キットを注文し、製作することに。

 

今回は「JTM45のクローンモデル」を製作した体験談を書いていきたいと思います!

ギターアンプを持っていた方が圧倒的に音作りが楽な件について
自分のギターアンプを持っていた方が圧倒的に音作りが安定します。スタジオやライブハウスにあるアンプは個体差があり、エフェクターなどの機材では中々カバーすることが出来ません。今回は自分のアンプを持つことのメリットを書いていこうと思います!
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JTM45をクローンの自作キットってどこで買う?

私が買ったサイトはTubedepotというサイトです。

Classic British JTM45+ Tube Guitar Amp Kit - Head
This Classic British JTM45+ watt Tube Guitar Amp Head Kit is perfect for the amp builder looking for more output wattage and a more challenging build.

 

他にも販売しているサイトはあるが、調べた中ではこのサイトが一番良かったです。

JTM45クローンの値段

値段の方は800ドルなので、日本円に直すと9万円程でここに送料と関税が乗ってくるのでトータルで11万円程でした。

オリジナルの半分程の値段で買うことは可能です。

ここから自作で作るので手間賃を考えると結局は同じぐらいになります笑

 

Tubedepot以外のサイトでも値段的には同じぐらいです。

JTM45クローンが届くまでの期間

実際にアンプが届くまでの期間は2週間程です。

アメリカからの発送になるので、時間は少々かかります。

注文後は気長に待ちます。

 

ウェブサイトから製作手順書がダウンロード出来るので、そちらを読みながら勉強して待つのが良いです。

Marshall JTM45を実際に製作してみる

では、Marshall JTM45の実際に製作した時の過程をご紹介していきます。

3年程前になるので、写真とかは少し古いです。

Marshall JTM45が自宅に届く

注文してから2週間程が経ったこと、突然アンプは届きます。

まあまあデカい段ボール2つで届きました。

 

開封すると部品やシャーシ、ヘッドアンプの外装などが入っています。

もちろんですが、一切組み立てられていないのでバラバラに入っています。

到着後、まず入っている部品が納品書と正しいかを見比べていきます。

たまに間違った部品が入っていることがあり、組み立て時に支障が出ることもあるのでここは製作を始める前にしっかり確認しておきましょう!

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JTM45を組み立てていく

ほんとに1から組み立てるので、結構大変です。

パーツをシャーシに取り付けていく所から始めます。

ここである程度出来る配線を済まします。

メインの基板を製作していきます。

 

こちらのJTM45は基本ハンドワイヤード構成なので、プリント基板は使いません。

1つ1つ部品同士を結線していきます。

メイン基板が出来れば鬼のように配線していきます。

 

この頃は配線することに必死で結構線材がグチャグチャになっています笑

後である程度修正はしましたが、綺麗に配線するのは中々難しかったです。

配線完了後はこんな感じです。

 

ここまでの製作期間は1ヵ月程です。

完成した後は製作手順書に載った各部の電圧を図って問題なければ完了となります。

*アンプに流れる電圧と電流はかなり高いので、計測時は注意が必要です。ダミーロードもしくはスピーカーに繋ぐのも忘れずに

完成後、音が鳴った瞬間は嬉しかったです笑

 

ただ、イコライザーの効き方がおかしかったので、完成後もいくつか修正をして結局2ヵ月ぐらいは色々弄っていました笑

その後も色々弄って完全におもちゃと化していましたが、かなり勉強にはなりました。

音の方はどうなのか?

音はオリジナルそっくりという訳では無く、また別のアンプという感じでした。

クローンであり、自作なので当たり前かもしれませんが…笑

 

ただ、ハンドワイヤードで製作しているので音の芯・中心部分は太いです。

アン直で繋ぐと芯の太さが分かります。

翌年、もう一台違うアンプも作りそちらもハンドワイヤードですが、やはり音の芯は太いです。

 

エフェクターと違いアンプのハンドワイヤードには面白いものを感じました!

エフェクターのポイント・ツー・ポイント配線で音は変わる?
こんにちはD.N.Effectsの長山です。ポイント・ツー・ポイント配線(PtoP)はプリント基板を用いずに部品同士の足を直接半田で結線し、基板を構成していくやり方です。巷では「音が変わる」、「音が良くなった」というのを耳にしますが、実際はどうなのでしょうか?

アンプを作る時の注意点

アンプを作る際はかなり注意が必要です。

 

まず、エフェクターとは違いアンプには高電圧、電流が流れているので、電圧の計測時などに誤った図り方などをすると感電して事故に繋がる恐れもあります。

私も感電はしていないですが、シャーシからテスターの先に向けて電気が流れて「バチンッ!!」と鳴り怖い思いをしました…

アンプを作る際は安全への配慮は絶対に忘れないで下さい。

 

あと、私みたいなアンプ製作初心者の状態で作るとノイズ耐性やアンプの音はオリジナルと異なります。

それっぽい音は出ますが、完全なJTM45にはならないのでオリジナルの音が欲しい場合は買った方が良いです。

アンプに対しての知識はつくので、勉強がてら程度と思って作るのがいいでしょう!

まとめ

アンプの製作を実際にしてみて、その難しさと奥の深さを知ることが出来ました。

アンプ製作を突き詰めると限りがないような気もします笑

 

この翌年、もう一台次はFender系のコンボアンプも製作したので次はそちらも紹介出来ればと思います!

 

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