こんにちは!
D.N.Effectsの長山です。
自作エフェクターを作る時にアルミケースを買ってその中に基板を詰め込んで完成となりますが、外見がアルミのままだと味気ないですよね。
どうせするならオリジナルのカラーやデザインで塗装をして世界に1つの自分だけのエフェクターを作りたいはず。
塗装の仕方は検索すれば色々出てきて、実際に塗装をしたことがある人も多いと思いますが、塗膜が弱くすぐに剥がれてしまったことはありませんか?
私自身もエフェクターを作り始めた頃はそこに苦労しました笑。
エフェクターの塗膜を強くするには溶剤の種類もそうですが、下地剤が非常に重要なのです。
今回は「エフェクターに塗装する前の下地剤選び」をご紹介していきます!
エフェクターにする塗装の種類
エフェクターの塗装方法は様々です。
・一般的なアクリルやラッカー系のスプレーでの塗装
・エナメル塗料を用いたマーブル塗装
・水性アクリル塗料用いた塗装
などなど、種類は様々です。
どの塗装方法を取っても、下地剤は非常に重要となってきます。
メインの塗装に塗膜が強い塗料を使っても、下地剤が施されてなければ容易に剥がれてしまいます。
という形で塗装を進めていきます。
D.N.Effectsの製品に施されているレリック加工も水性アクリル系の塗料を使った塗装になりますが、下地剤のおかげて一定の塗膜の強さは出ています。
では、塗装の仕方を実際にD.N.Effectsの製品に行ってる塗装方法を例にご説明していきます。
エフェクターに塗装をする前の下地剤は「ミッチャクロン」がおススメ!
エフェクターを塗装する時におススメの塗料は「ミッチャクロン」という下地剤です。
このミッチャクロンは私が色んな下地剤を試した中で最も塗料の食いつきが良かったです。
薄く吹き付けるだけでも十分な効果を発揮できます。
1本でできる塗面積は約2~2.5㎡とエフェクター10台ぐらいの塗装は一本でカバー出来ます!
値段も1,500円程とお手頃で性能も抜群です。
では、次に実際に塗装するまでの手順をご紹介していきます!
エフェクターを塗装するまでの手順
では、実際にエフェクターを塗装するまでの手順をご紹介していきます!
まず
(ミッチャクロンはペーパー研ぎが不要とされていますが、研いだ方が若干食いつきが違ってきます。研がなくても十分な性能は出るので、そこはお任せします。)
2,研ぎ終われば、油分を落とすためにキッチン用の洗剤でケース全体を洗います。
3,ケース全体をしっかりと吹き、水分や汚れを落とします。
4,ミッチャクロンを塗装する前に埃をエアダスターなどを用いて飛ばします。
5,ミッチャクロンを1~2回薄くケースに吹き付けます。
この5つの工程で塗装するまでの準備が整います。
ミッチャクロンは速乾性がある溶剤ですが、念の為1日乾かしてからメイン塗装に移った方が良いです。
あと、1回目のミッチャクロンの塗装が終わり2回目の塗装に入る前にもう一度表面についた埃をエアダスター等で飛ばして下さい。
埃が入ると仕上がりが綺麗では無くなります。
しっかり、下地を作れば後はメイン塗装をするだけです!
エフェクター塗装後に塗膜を保護するためにクリアを吹き付ける
塗装した後は塗膜を保護するクリアを吹き付けて下さい。
D.N.Effects製品では「Mr.HobbyのMr.Super Clear」を使用しています。
レリック加工品は艶消し、F-Cell Activationのみ光沢ありのクリアを使用しています。
エフェクターの塗装後しっかり乾燥させ、このクリアを吹き付けて下さい。
クリアの吹付方は下地剤の時と同じで表面の埃をしっかり除去した後、全体に満遍なくしっかりと吹き付けて下さい。
吹付回数は2~3回で大丈夫です。
光沢ありのクリアの場合、吹き付け後にコンパウンドなどで磨くとより光沢が出て綺麗な仕上がりになります。
クリアは完全硬化まで数日かかるので吹き付け後は風通しの良い所でしっかり乾燥をさせて下さい!
これでエフェクターの塗装は完了です!
以上がD.N.Effectsが実際に行っている塗装までの手順と塗装後の工程となります。
レリック加工はオリジナルの配合で塗装を行っているので、詳しくはご紹介出来ませんがそれ以外の工程は一般的な自作エフェクターに行われる塗装方法とそこまで変わりはありません。
これからエフェクターに塗装を行いたいと考えている方は是非参考にしてみて下さい!
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