中国製のエフェクターは何故あんなに安いのか?【評判は良い】

エフェクターについて

こんにちは!

D.N.Effectsの長山です。

 

最近、中国製のエフェクターがどんどん国内に入ってきています。

どれも値段はかなりリーズナブルでかつ評判もそこそこ良いものばかりです。

 

私も中国製のエフェクターを試したことがありますが、音としては全然使えます。

当時は2,000円~5,000円の価格帯で新品のエフェクターが変えることに驚きを覚えました笑

 

今回は「中国製のエフェクターが何故あそこまで安いのか?」を個人的な観点から見ていこうと思います。

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中国製のエフェクターとは?

中国製のエフェクターブランドは今や多く存在します。

・Donner
・JOYO
・MOOER
・HOTONE
・ROWIN
・MOSKY

などなど

 

恐らく、一度は目にしたことがあるブランドばかりでしょう。

全てが全て数千円では買えないですが、一部のブランドの商品は大手メーカーの半分~1/3の値段で購入が可能です。

実際に中国本土から直接輸入すると国内で買うよりさらに安く買えるエフェクターもあります笑

 

試奏動画も多く上がっており、どのメーカーも認知度はかなり高いです。

商品ラインナップには小型のエフェクターが多く、ペダルボードの空きスペースへの導入が簡単に出来ます。

中国製のエフェクターは何故安い?

エフェクターに限らず”ありとあらゆる物”において、中国製ブランドの価格は安いです。

*中国製でも流通の過程に日本の市場が含まれた場合は高くなることもあります。

スマートフォンなどの分野でも値段が数万円でスペック的に十分なものが手に入ります。

同じようなことがエフェクターの市場でも見られます。

何故なのでしょうか?

人件費が圧倒的に安い

中国の工場で働いている人たちは良くも悪くも人件費が低いことが1つ挙げられます。

商品を製造する上で人件費は必ずかかってきます。

 

工場のラインで製造している場合、規模によっては多くの人たちがそこで働いていますが、その人件費が安いほど商品を安く提供出来ます。

低賃金で働かされ労働環境が悪い工場もあるので、良い事とは言えませんが中国製の物が安く手に入るのは人件費が抑えられていることにあります。

 

しかし中国でも昨今、人件費の高騰が見られるのでいつまでも安い値段で手に入ることはなさそうです。

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ローコストオペレーション

昨今、人件費が上がってきた中国ではこのローコストオペレーションを意識した業務形態を実施している所が多いとのこと。

ローコストオペレーションとは無駄な費用経費を極力抑え、業務のコストの削減を図ることです。

このローコストオペレーションに中国の企業は長けています。

 

あと、無駄に高品質なものを作るのではなくユーザーが求める品質の最低ラインを見極めて作っているのも安価に商品を提供できる1つの要因になっています。

開発費用が低く抑えられている

中国製のエフェクターはクローンモデルのことが多く、有名なエフェクターの回路をコピーすることで開発費用のコストダウンを図っています。

外観のデザインや中の基板の形状は違いますが、極論そこだけ変えればエフェクターとして販売できるので開発費用は低く抑えられます。

 

例を挙げるとJOYO JF-01ヴィンテージオーバードライブはTS9をモチーフにしていますが、回路構成はほぼそのままです。

なので、音としてもそれなりのものとなっています。

パーツ代金が安い

中国製のエフェクターの中のパーツを見たことがありますが、汎用性の高い一般的な部品が使用されています。

 

安い部品でも近年、部品の製造技術が上がっているため安くても品質が安定した部品が手に入ります。

なので、部品による音質劣化ノイズなどは殆どありません。

輸送費用が安い

中国国内での物の輸送費用は日本に比べてかなり安いです。

国内までの輸送費用も手段によればかなり安く輸入することが可能です。
(日数はかかりますが…笑)

 

以上の理由から中国製のものが安く手に入ると考えられます。

中国製だから品質が低いということは昔の話

昔は中国製の物は品質が低い!

とよく言われていましたが、そんなことはありません。

 

品質がある程度担保された商品を低価格で提供できる技術があります。

*一部の分野ではまだまだ技術的に不足しているものもあります。

たまに中国製をめちゃくちゃ毛嫌いする人がいますが、今ある物の殆どが中国製ですからね…笑

 

実際にD.N.Effectsの内部の基板も中国の製造メーカーに依頼をしているおかげで今の価格帯で商品を提供することが出来ています。
(国内メーカーに依頼をすると、どえらい値段になるので…笑)

自作基板を作るより少し勉強して基板を外注しよう!【電子工作】
自作エフェクターや電子工作で基板を作るとなった時に自作か外注のどちらかだと思います。外注できるようになると製作工程が一気に短くなります。外注先に送るデータを作るのに少し勉強は入りますが、一度製作出来るようになると基板製作がかなり楽になり自作する意味がなくなります。

基板のクオリティも全然満足のいくものが毎回来ています。

 

エフェクターも同じで、中国製だから粗悪品ということは全くもってありません。

中国製だから悪い、日本製は良いということも無くなってきてますね。

 

ありとあらゆる分野で品質が担保された中国製品がどんどん日本に入ってきています。

D.N.Effectsの商品もそんな中国製品に負けないように「作りの良さ・繊細さ・信頼性・遊び心」を持ったメイドインジャパンらしい商品をこれからも提供していきます!

 

【D.N.Effects 製品ページ】

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